株式会社・有限会社×親族への承継

特徴

株式会社・有限会社における、親族への承継として以下の特徴があります。

• 株式会社・有限会社の事業承継は、株式という会社の所有権の承継と代表という会社の経営権の承継の２つの承継があります。
• 親族への承継は、事業自体の承継、株式の承継、組織の承継、資産の承継が比較的やりやすい反面、事業承継と相続を同義で考えてしまうと、親族間での争いとなる可能性があります。

考えるポイント

• 株式（所有権）が分散していると争いなど問題が起こる可能性があるため、株式の承継と相続をしっかり切り離して考え、株式は後継者に集中させることが望ましいです。
• 親族間の争いを避けるため、親子関係、親族関係をしっかりと考えて良好に保ちます。
• 後継者が継いだ後に事業を成長させられるように、後継者を育て、経営者になるための準備をします。
• 事業承継の選択肢を増やし、後継者が継ぎやすくするためにも、事業承継前に、現状把握を徹底的におこない、会社を磨き上げ、企業価値を高めておきます。

事業承継のプロセス

事業承継の全体の流れは、現状把握から計画、実行の流れで行われ、5年から10年程度の時間をかけてしっかりと行う必要のある仕事です。

まずは、事業承継の全体像を押さえてください。

当該コンテンツは、「株式会社後継者の学校」の分析・調査に基づき作成されております。