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親戚も友人もいない町で就農
私は201X年、研修制度を利用して新規就農者としてある県に移住しました。親戚も友人もいない町へのIターン就農です。
研修先は、自治体に登録されている研修候補先の中から自分の希望と研修先の意向をマッチングしたうえで決定される仕組みでした。
私は就農準備として何度も農作業体験に参加し、複数の研修候補先を巡ったうえで、経営を法人化して「自分で値付けして自分で売る」という取り組みをしている農園に研修お願いすることにしました。この農園の経営者を師匠と仰ぎ、農園運営のノウハウを学ぶことに意気込んでいました。
良い研修先
師匠は私と境遇が似ており、非農家出身でサラリーマンを経験した後に地元にUターンして、一代で農園を立ち上げた方でした。小さな畑を少しずつ集め、規模拡大を進めていました。
師匠のもとで研修に励むことで、事業をイチから立ち上げる経験を追体験することができましたし、生産の方向性、自ら開拓した販売先とのやりとりについても間近で学ぶことができました。何も持たない私が一から基盤を作るにあたっては、大変良い研修先だったと思います。