こんにちは!株式会社SynaBiz(親会社:株式会社オークファン)広報担当の尾藤です。
私たちSynaBizでは、食品ロス削減を目指した寄付型ショッピングサイト「Otameshi」を展開しています。前回のコラムでは『コロナ禍における食品ロス』をテーマに投稿させていただきました。
※Otameshiとは
品質に問題はないが様々な事情で従来廃棄されていた商品をオトクに購入でき、かつ購入者様が選んだ社会貢献活動団体に売上の一部を寄付できるショッピングサイトです。
(https://www.otame4.jp/)
3回目となる今回は、『コロナに負けない!生産者と販売者を支援』をテーマに、改めて私たちが運営するOtameshiの詳細や、販売者・生産者を救うOtameshi以外の様々なサービスを紹介させていただきます。
コロナ禍に見るOtameshiの真価
2017年8月にオープンしたこのOtameshiは、食品ロス・廃棄ロス削減を目指してちょっとした“ワケあり”商品をお手頃価格で販売しているサイトです。
ワケあり、が何を指しているかというと、例えば今は春ですがパッケージが冬のデザインのものであったり、店頭に並ぶ前に賞味期間の3分の1*を過ぎてしまったり、何らかの理由でもう店頭で販売できなくなってしまった商品を意味します。
(*食品業界では、賞味期間が残り3分の1を切る前に小売店舗に納品する「3分の1ルール」が存在します。)
これらの食品は品質には一切問題なく、まだ食べることのできる商品です。まだ食べられるにもかかわらず、日々大量の食品が廃棄されているのが現状です。食品ロスの量など詳しい現状については、ぜひ第1回目のコラムをご覧ください。
とくにコロナ禍においては、緊急事態宣言下における観光業への打撃、飲食店の休業や学校の休校に伴う給食のストップなどにより、行き場を失った食品が大量に発生してしまいました(詳しくは、第2回目のコラムをご覧ください)。
当然ながら、農産物の「収穫量」を急遽、意図的に減らすことはできないため、緊急事態宣言が繰り返される中において、現在進行形で、流通せずに廃棄される食品、飲食店等向けに販売されたものの食べられないまま鮮度が落ちて廃棄される食品が多数発生しているというのも事実です。
コロナ禍における食品ロス削減に向けた活動の広がり
そんなコロナ禍ですが、Otameshiが自治体や行政との連携をますます深めるキッカケにもなりました。現在は埼玉県、大阪府、神奈川県相模原市、そして内閣府においてSDGs/食品ロスパートナーとして認定されおり、学生や消費者等への啓蒙活動を行うなど、食品ロス削減に向け活動の幅を広げています。
また、前回のコラムでご紹介した兵庫県香美町への魚介類の販売支援策も、自治体連携の活動の一環です。
「行き場を失った食品を必要とされる場所へ」という想いを原点とするOtameshiは、食品を無駄にしてほしくない生産者・販売者と、同じく食品を無駄にしたくない消費者の想いをつなぎ、先が見えないコロナ禍においても、食品ロス削減に貢献し続けています。(https://www.otame4.jp/smartphone/page59.html)
他にも生産者・販売者を救うためのユニークなサービスはたくさん!
Otameshi以外にも様々な企業・団体が行っている生産者・販売者支援のサービス事例を紹介させていただきます。
ある有名ホテルでは、生産者支援を目的に、廃棄寸前の食材を農園から買い取り、スープの粉にして販売を開始しました。有名ホテルのシェフが考案したスープの味を、家庭で楽しむことができます。
外食の回数が減り、家での食事を楽しみたいという需要を取り込みつつ、コロナ禍で販売先が見つからない農家への支援を目指した、画期的なサービスといえるでしょう。
さらに不定期で、農家から余剰食材を仕入れシェフが腕をふるまいその場で提供するキャンピングカーもあります。ここでは、お皿やコップは各自で持参を推奨しており環境にも配慮した取り組みを行っています。
他にもコロナ禍において生産者や販売者を救うサービスは多々あります。
ぜひ皆さんも探してみてくださいね。
最後に
今回は『コロナに負けない!生産者と販売者を支援』をテーマに書かせていただきました。
コロナ禍の中で困っている生産者・販売者は数多く存在します。
それと同時に、彼らを支援しようと立ち上がる企業や団体もたくさんあります。本日紹介させていただいたOtameshi、そして他社様の支援サービスは、ほんの一部です。
自分がなんとなく面白そうだな、これならできそうだな、と思ったものから始めてみませんか?
これを読んだ方が、少しでも自分が今できることを見つけたり、やってみるキッカケになってくれれば幸いです。
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当該コンテンツは、担当コンサルタントの分析・調査に基づき作成されています。
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