最適な判断を導く正しい病害虫診断_シリーズ『病害虫の今!イノチオ診断室の症例から』Vol.1

(イノチオホールディングス株式会社)

イノチオグループは1990年より34年間、農業生産者を支援するための病害虫診断を行っております。

近年、気象変化が激しく、病害虫の発生状況や発生時期も過去とは大きく異なってきております。また、防除に使用する農薬についても、全ての病害や虫害に対して効果のあるものは存在しないため、病害虫が発生した場合には、正しく診断を行い、最適な防除対策を講じることが農作物の品質・収量を確保するためには非常に重要です。

本シリーズでは、次回以降、実際に寄せられた病害虫診断の事例を交えながら、近年の気象状況や栽培環境・栽培方式の変化などにおいて注意すべき病害虫やその対策についてお話させていただきます。

初回にあたり、イノチオの病害虫診断の種類と特徴についてご紹介させていただきます。

イノチオ病害虫診断の種類と特徴

① 専門技術スタッフが対応

土壌医・技術士・農薬管理指導士等の専門資格を有し、栽培現場での指導経験を持つスタッフが対応いたします。

② 生産現場に対応したスピードと提案

診断室に検体が到着後、7営業日以内を目安に結果を報告いたします。

③ わかりやすい報告書

結果に加えて、栽培現場で必要な対策も併せてご提案します。

イノチオの病害虫診断・検査項目

(記事掲載日時点)

診断検査申込の流れ

① 申込

お電話・インターネット等でお問合せください。診断検査の種類により検体の送付方法が異なります。お申込受付の際に依頼書および検体の持込方法をお伝えします。

② 検体送付

検体は圃場から採取後すぐに送付ください。(検体の状態によって正確な診断が出来ませんのでご注意ください)

③ 診断・検査

診断・検査の実施には7営業日頂きますので報告については、受付〜10日程度かかる事があります。

④ 検査結果の受信

検査結果をメールにてお送りします。

⑤ お支払い

検査結果後、請求書の発行月の翌月末日までにお振込みください。

こんなご相談を多く頂きます!

キャベツ生産者様からのご相談

「葉に斑点が出たのでネットで同じような症状の写真を探して、効果のある農薬を散布したがどんどん広がってくるので診断して欲しい。」

-診断結果を受けて-
「ネットでの画像判断では、糸状菌の病害であったが、イノチオ診断では細菌性病害であり有効防除薬剤が異なっていた。診断により的確な薬剤を散布したら、病気の進行が止まったので依頼してよかった。」

トマト生産者様からのご相談

「11月下旬なのにトマトに青枯病のような症状が出ているが、書籍やネットでは青枯病は10月位までしか出ないと記載がある。調べて欲しい。」

-診断結果を受けて-
「青枯病キットでの検査の結果陽性であった。こんな時期にも青枯病が出る事がわかってよかった。」

キク生産者様からのご相談

「ヨトウムシが発生していたので、生産者仲間がヨトウムシに効果があったと言っていた薬を散布したが全く効果が無い。ヨトウムシの種類が違うのか?調べて欲しい。」

-診断結果を受けて-
「調べた結果 “オオタバコガ”というチョウ目害虫だった。生産者仲間のヨトウムシは “ハスモンヨトウ”というヨトウムシで生態や有効な薬剤が異なる事がわかり、有効薬剤と防除方法を教えてもらえてよかった。」

等々。イノチオ病害虫診断室は、公的機関や大学ではありません!お電話やメールでの診断や検査のご相談は無料ですので是非お気軽にご利用ください。

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次回は・・・

気象庁の発表によれば、2024 年夏(6 月〜8 月)の平均気温は、観測史上 1 位、10月までの猛暑日地点数の積算も過去最多となりました。そんな猛暑・大雨&豪雨・残暑の2024年夏秋!

診断室に多く持ち込まれた病害虫として、ナス科 青枯病・かいよう病について対策をふまえお伝えしたいと思います。

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当該コンテンツは、担当コンサルタントの分析・調査に基づき作成されています。
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