これまで4回にわたり、農作業などの記録をデータとして記録することで、生産者の皆さんが日々感じている記録管理に関するお悩みがどのように解消され、管理がどのように変わるのかをご案内してきました。
今回は、記録のデータ化に関するご相談の中でも特に多い、第三者認証への取り組みにおける記録をデータで取得することの優位性についてお話ししたいと思います。たくさんの管理項目がある第三者認証への取り組みが、記録のデジタル化によってどのようにスムーズになるのか、営農支援アプリ『アグリノート』での管理ポイントと合わせてご紹介します。
第三者認証に取り組む多くの方が、データの取得、管理に負担を感じている
第三者認証への取り組みについてお話しを伺うと、多くの方が農場運営の課題として、記録データの取得や管理に負担を感じているようです。 GAPへの取り組みに関する調査結果を見ても、データ管理を含む事務処理の手間を挙げている人が多いことがわかります。
▼農業者が回答したGAP認証導入後の問題点

そして、なぜデータの取得や管理に手間がかかるのかを伺うと、多くの方が手書きなどアナログな方法でデータを作成・管理されているようでした。
管理項目が大変多く、作業日誌や栽培日誌をしっかりつけることが推奨されているGAPに対応するには、アナログの管理では負担が重いと感じるのは無理もありません。
第三者認証への取り組みにおいては、「いつ」「誰が」「どこで」「何をしたか」 を正確に記録することが求められます。圃場の位置に限らず、事務所、手洗い場や農薬の保管場所なども含め、すべての位置とどのように管理しているかを明確にしておく必要があります。有機JASの管理では、育苗から収穫までの栽培履歴のほかにも、清掃の記録なども求められています。
このような細かな記録づけと管理には、記録のデジタル管理が適切です。それでは『アグリノート』を使って効率化できる、代表的なGAP管理のポイントをご紹介します。
アグリノートでの管理で便利な3つのポイント
便利Point① 圃場マップ
アグリノートでは航空写真を使った圃場マップで圃場の位置を可視化し、圃場に対し耕作する作付を設定して記録を作成します。モバイルアプリ版でも同じように記録・閲覧できるので、作業指示や確認も簡単に行えます。
GAPで管理を求められる「事務所」や「手洗い場」なども、圃場として登録(区画ではなくピンで位置を設定)し管理することができます。
▼アグリノート パソコンブラウザ版での圃場マップと記録の表示 ※イメージ

便利ポイント② 立て看板で情報共有
マップ上にわかりやすくアイコンを設置してさまざまな情報をメモできる「立て看板」機能があります。圃場に関するリスクや連絡事項を共有できます。
「事務所」や「手洗い場」など圃場以外の場所の管理は、立て看板機能でも可能です。立て看板には画像や議事録ファイルなどを添付して管理することもできます。400種以上のアイコンから看板を選べるので、より分かりやすく情報共有ができます。
▼アグリノート パソコンブラウザ版 マップ上での立て看板の表示 ※イメージ

便利ポイント③ 帳票作成・出力に対応
作業者別に作業内容と時間を集計し帳票形式で出力できるなど、一部の帳票出力に対応しています。
※参考
作業時間を把握して効率アップ!_シリーズ「活かせ!生産データのポテンシャル」Vol.2
帳票は書式の違い等によりそのまま使用できない場合、既定の書式に合わせ転記が必要ですが、栽培履歴は集計する手間なくそのまま利用できるので、書類作成の手間を削減できます。

記録をデータで取得し、持続可能な管理を
先ほど、便利ポイントの説明の中で、第三者認証における農場の管理では圃場の位置に限らず、事務所、手洗い場など圃場以外の場所についても管理を求められるとお話ししました。アグリノートでは「ミーティング」や「研修会」など、農作業以外の活動も作業項目として設定することで、農作業と同じように実施した日時や参加スタッフを記録することができます。
アグリノートで第三者認証に関するすべての内容を管理できるわけではありませんが、管理において負担となっている部分が大幅に削減されます。負担が減ることは管理の維持と継続 に繋がります。是非デジタルツールを活用した管理を実践してみてください。
GAPの管理におけるアグリノートの活用法は、シリーズ『ゼロから始めるGAP!』(https://www.agriweb.jp/column/series/2028.html )で詳しくご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
営農支援アプリ『アグリノート』は、無料プランからはじめられます
アグリノートはパソコンやスマートフォンから簡単にはじめられます。ご利用登録時に設定したログイン情報(ID・パスワード)で、パソコンブラウザ版とモバイルアプリ版の両方をお使いいただくことができます。
●アグリノートヘルプセンター『使い方の流れ01 はじめに』
●アグリノートヘルプセンター『使い方の流れ02 準備をしよう!』
なお、アグリノートで作業進捗機能をご利用いただくには、あらかじめ農場で管理している「圃場」の設定と栽培する作物や品種を登録する「作付」の設定をした上で、日々の作業記録を作成する必要があります。各項目の設定・記録の作成方法は以下の記事をご覧ください。
●アグリノートヘルプセンター『使い方の流れ03 初期設定をしよう!』
●アグリノートヘルプセンター『使い方の流れ04 作業を記録しよう!』
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アグリノートで農作業記録のデータ化と利活用をはじめましょう。
シリーズ『活かせ!生産データのポテンシャル!』のその他のコラムはこちら
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